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外壁塗装が大きくイメージを変える
リフォーム:リフォームの小分類

投稿者投稿者東商&AFT1級カラーコーディネーター 上村裕美子
■■■ 失敗しない外壁塗装 ■■■

外壁の塗装のリフォームをお考えの皆さん。
外壁塗装は、いままで見慣れてきた家が、ガラッと大変身する、内装のリフォーム以上に家のイメージが大きく変わる工事となります。
だって、家の外側という、大変大きな面積の色が変化することになるんですものね。

ですから、「失敗したらどうしよう…」と、結局前と同じ色にしてしまって、安心する半面、物足りなさを感じることもあるのではないでしょうか?
ここで、上手な色選びが出来れば言うことないのですが、なかなか色の選定に自信が持てず、結果、無難な元の色にしてしまうということになるのですね ^^;  残念です。

今回は外壁塗装の色についてほんの少し、アドバイス。

外壁の色を決めるのに当たって、「この色!」と決まっている場合は別として、イメージや雰囲気を決めるだけでもいいのですよ ^^ですから、「どんな色」ということではなく、「どんな感じ」にしたいかをイメージしておくことで良いのです。
 イメージが決まると、色がおのずと決まってくるからなんです。いきなり、「色見本帳」を見て色を決定しようとすると、その多さに多くの方は迷ってしまうでしょうし、その「色見本帳」だけで決定してしまうことが多くの失敗例の一因となることが多いということを知っておきましょう。

■■■ 配色のルールを知っておく ■■■

前にインテリアカラーのお話を紹介したのですが、どんな時にも色の選定には、配色のルールを知っておくと便利です。
 これを知っておくと、どんな場合(ファッション、インテリア等)にも応用が利きますよ ^−b

同一配色
基本的となる色の明るさや暗さ、鮮やかさや薄さの度合いに差をつける配色法。

例: 青系統 : 水色と紺色
黄系統 : クリーム色と山吹色
この組み合わせは、大変ノーマルで落ち着きがあり、まず失敗しない配色法です。

類似配色
 基本となる色と似かよった色同士の組み合わせ。

例: 暖色系統 : オレンジと黄色。又は赤とオレンジ。
寒色系統 : 青緑と青色、 青色と青紫。
注: 青と緑では色合いが違いすぎるので、類似とは言いません。
この配色は、同一配色同様、落ち着きもあるのですが、やや色味の違いがあるので変化があり、活動的な雰囲気が出ますよ ^^v

対照、補色配色
基本となる色と性質の反対となる色同士の組み合わせ。

例: 黄色、オレンジと青の組み合わせ。
赤、赤紫(ショッキングピンク)と緑の組み合わせ。
注: 黄色やオレンジと青の組み合わせは、色そのものの明るさに大きな差があるので、そのままの色同士でも組み合わせは可能ですが、赤や赤紫と緑では明るさに差が無いので、ギラギラと目を眩ませますので、どちらかを薄くしなくてはいけませんよ ^−b
この配色は、色味明るさ鮮やかさに大きな差をつける、変化のある配色法です。
落ち着きというよりは、若さや活動的なイメージを出すことになるでしょう。

こんな感じで色の配色法を覚えておくと、いいでしょう。

■■■ え?こんな色になっちゃうの? ■■■

外壁の色選びでおきる失敗は…!
出来上がってみたらイメージと全く違った…という失敗です。
なぜこんな事が起きるのか?
それは、面積の小さなサンプルの色よりも、実際の大きな壁に塗りあがった時の方が、色合いが明るく鮮やかに見える傾向があるからなのです。
 これは色の見え方で「小面積第三色覚異常」という性質が邪魔をしてくれているのです。面積が大きくなると、小さい色見本よりも、より鮮やかで明るい派手な色に見えるわけです。

 そこで、気をつけるポイント!

大きな実物サンプルで選ぶ事が必要
手のひらサイズのサンプルだけでなく、壁と同様の板に試し塗りしてもらったり、大きな(1u)サンプルで選ぶ事が必要。
 それでも外壁面ほど大きな面積となると、サンプルとは色の感じが変わってきますよ。

必ず色見本で決めた色より、一段暗めでくすんだ感じを選ぶこと!
 かなり暗く見えた色も、大きな壁の上では、明るく鮮やかに見えることを忘れないように!

 

部屋の壁紙、家の外壁。どちらも面積が大きく、空間のイメージを大きく左右しますね。チョット広がるだけでこんなに見え方が変わってきます。
例:
左のカラーカードが色見本としたら、実際の壁に塗られるとこんな風に変わります。

ですから、色見本の段階で、わざと色味が分かりにくいくらい薄い色(A色)を選んだとしても、塗ってみると、一段階鮮やかで明るく見える色(B色)になることに気をつけて選びましょう。

濃い緑のパターンと、淡いミントグリーンのパターンも見てみましょう。黒に近い緑も面積が広がると鮮やかになり、緑がハッキリしてきますね。ミントの方も、淡く綺麗な色と思っていたら、広がるとこんな鮮やかになってしまいます。

壁の色だけでなく…  
壁の上に見える色は、他にもありますよね。 意外と大きな雨戸の色、サッシの色や、枠の色などなど。サッシを交換し、枠を塗るということも出来ますが、かなりの予算オーバーとなるようでしたら、その色とのつりあいも考えて色を決めましょうね。

コンビネーションする屋根、窓枠のサッシの色、扉の色、雨戸の色なども考慮しないと大変ちぐはぐしたイメージになってしまいますよ。
例:
左)統一感のあるアジアンテイストの屋根と壁の色ですが、窓・扉・サッシの色があいません。
中)屋根、壁、木製の窓枠、建具などアジアンテイストの色、素材が組み合わさっています。
右)窓のサッシ、扉の建具の色がアジアンテイストと違い、チグハグしていますよね。

同じデザインの家でも、屋根、壁の色でイメージが決まってきます。すると、アイテムも・・・。
例:
ピンクの壁にブルーグレーの屋根のエレガンス配色。曲線のラインで柔らかさが出ますね。
チャコールグレーの屋根にミドルグレーの壁。モダンカラーの窓にはカーテンよりシェードが・・・。
和風な佇まいの扉は引き戸があいますね。ナチュラルな茶色の濃淡と薄緑を使った配色で。

この他に注意するポイント
雨戸の色って意外と大きな面積ですよね。この色、意外と見落としがちです。
外壁面に付いているサッシの枠色は変えられないので、サッシに合わせた色を選びましょう。
玄関周りだけ別にタイルが貼ってある場合にはそのタイルの色も!
 既存にあるものの色も良く考えて選ぶようにしましょうね。新たに付け直すと、大変な出費になりますよ!ご注意!ご注意!
 外壁の色を大きく変える時は、家そのものをどういう風に見せたいか、塗る色が建具やサッシなど既存のモノとの調和し、そして周囲やご近所との色の釣り合いも踏まえた、常識のある配色を心掛けましょう。

オークル系(イエロー系)の壁
 アイボリーホワイトのような極淡い黄色や、ベージュ、ライトベージュ、クリーム色のような色、山吹のようなハッキリした色、暗くくすんだ土壁の黄土色など、洋風では色を少々派手目にしても合いますよ。
 屋根の色とのコントラスト(色の違い、明度、彩度差)をハッキリさせるとより綺麗ですね。サッシの色はシルバーが多いので、アイボリーホワイトが無難だったりしますが、大変汚れやすい色なのが欠点でしょう。反対に濃くハッキリした色を使って、サッシの色味を感じられなくするという手もありますね。 
 和風の場合は、窓枠などが木枠だったり、茶色のサッシだったりと茶系の既存物が多いので、それらの色を活かした茶系の色に統一するのか、明度のコントラスト(明るさ暗さの差)を効かすのか、類似色で色調統一のグラデーション効果を出すのか良く考えて決めましょう。
シアン系(ブルー系)の壁
 クリアーな明るく鮮やかな青か、明るさを抑えた落着いた感じのグレー系ブルーがベストですね。なぜなら、白っぽい青や淡いブルーは汚れが目立ちやすい色でもあります。
 鮮やかで濃い青や、青にグレー(灰色)を混ぜたような色のほうが、汚れは目立たないでしょう。純色の青い壁そのものが、かなり目立ちは、しますけどね。^^;
 シックな色合いのブルーグレーは、今一番多い外壁の色ですね。チャコールグレー(黒に近い灰色)の屋根によく調和してます。
レッド系(ピンク系)の壁
 この色も青と同様、淡い色よりも濃く、鮮やかな色がよく、明るいよりは暗い色のほうが落ち着く色ですね。
滅多に、真っ赤な壁にお目にかからないと思いますが、もし塗るのなら臙脂の色や、ダークレッドぐらいの色が良いでしょう。どちらも暗く見える色ですが、大きい壁面に塗ると、かなり派手な色になるでしょう。
 ピンクの色がありますが、濃いショッキングピンクの色より、少しグレー味の入ったワインレッドにやはりチャコールグレーの屋根、又はレッドブラウンの屋根なんかは如何でしょう?
 メリハリをつけると綺麗なので、柱などの色に白やライトグレー(淡い灰色)といった感じは如何です?壁の色に対して、屋根、扉等の色は同じ色を使うことで、全体の色数を減らし、派手なのにシンプルなイメージを出すことが出来ますよ。

 どの場合も、最終的に周囲との調和を見直した色使いを心掛けていただきたいと、切に願っております。^0^

気に入ったお手本を見付けておこう!
 それでも、色選びに悩んだら、お手本となるモデルを探して見ましょう!
モデルハウスや近隣で気に入ったお家などを見つけておき、参考にします。業者さんに付いて来て貰い、一緒に見て貰うと良いですね。 伝わる色に間違いがなくなります。

  ……こんな感じで、色を決めていくのがベストな方法だと思われます。

■■■ 実際の塗装の流れ ■■■

さて、*イメージが決まると、数色の色が候補として上がってきます。その色たちの中で、色を2つぐらいに決め、組み合わせる色のパターンを決めていきます。
 次に、その何種類かのパターンから、さらに絞り込み、2パターンくらいで試し塗りをして、決めていきます。 このとき塗料の乾いた時の状態を見て、決めていかれることをお奨めします ^0^ だって、塗ったばかりの色と、乾いた時の色ではかなり雰囲気が違うのですよ。
 また、見本となる試し塗りを実際の壁の上で、約1u程の広さで行います。このとき、光の当たり具合なども見てみると良いですよ。日に当たっている時、陰になった時の雰囲気や色の感じが掴めます。
そして時間経過もあわせて見るのが良いので、2日ぐらいは時間を掛けましょう。見る位置は、離れたところから見てくださいね。 近すぎては分らないので…^^;

実際塗り始めた後からも、何度も途中経過で色の具合を確認していくことをお奨めします。
絶対、業者任せにしないこと! 注文した色と違う色を間違えて発注するミスもあるのです。

実際そのようなことが、ままあります。
私も経験したことがあるのですが、都合で現場に立ち会わなかった為、後になって注文した色より一段暗い色だったことが判明!
業者の方のミスということでしたが、時間と天候のせいで塗り直しは諦めて、代わりに安くしてもらった事がありましたっけ。  (* ̄0 ̄*)ホッ
 取り敢えず初めのイメージが崩れないでいたので良かったですが、気をつけていないと、お互い後悔することになるのですよ!!!

ご注意!
色によってはタイショク(退色:色が抜けていく状態。決してリストラの意味ではありません!
 ̄ m  ̄;)という性質があります。
 塗料によっては、水溶性、油性等の種類もあります。 業者さんと塗料の種類、原料なども確認することをお奨めします。

自分のセンスやイメージに確信を持ち、不安が払拭されるまで、様々な家を見て回ったり、業者に相談するなどして、愛する我が家の色選びを楽しんでみてください。

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