弊社の設計では、お施主様の要望で隣家や前面道路から見えないように、建物を囲むかたちで中庭(ライトコート)やデッキテラスを設置するケースがあります。
その場合、例えば2階のデッキテラスが1つの部屋からしか行けず、行き止まりの空間にならないように「空間の繋ぎ役」として「ブリッジ」を架けることがあります。
その効果は絶大で、空間の繋ぎ役以外に吹抜け部分にアクセントをもたらし、とても魅力的な空間を演出します。
ブリッジを設置することで中庭が暗くなったり、風が通りにくくならないよう、ブリッジの床をアミ状にしたりする工夫で、さらに機能とデザインが向上します。
又、室内のリビング等の吹抜けにブリッジを架けても空間の楽しさは倍増します。
◆ @,A,B リビング(2階)とデッキテラス(2階)をつなぐブリッジ。
@ ライトコート(1階)の上空をブリッジが通り抜ける。
A 床はエキスパンドメタル(アミ)なので下が見え、光や風も通り抜ける。
B ロフトからリビングとブリッジを見る。
◆ C 庭の上部を通り抜けるブリッジ。
◆ D 2階リビングのウッドデッキと川の土手を繋ぐブリッジ(スロープ)。
◆ E,F 2階リビングと1.5階の庭を繋ぐブリッジ(スロープ)。
◆ G LDK(1階)の上部、子供部屋とPC・学習コーナーを繋ぐブリッジ。
◆ H LDK(1階)の上部、家族室と子供部屋を繋ぐブリッジ。
◆ I,J LDKの吹抜け上部のサッシの開閉のために設置したブリッジ
(いわゆるキャットウォーク)。